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10月29日(水) エクセターのホテルでゆったりとした一晩を過ごし、昨日の疲れもすっかり抜け、ホテルを出発。ここからはロンドンにつながる高速道路があるので、一気に東へ移動できる。高速道路を1時間半ほど東進してから北上、コッツウォルズ地方に入り、まずはバイブリーの村に立ち寄る。30分ほどで一回りできるこぢんまりとした村で、散策したり、スケッチをしたり、思い思いに過ごす。 続いて、バートン・オン・ザ・ウォーターへ。ここは、中心を川が流れるコッツウォルズ地方でも比較的大きい町だ。それぞれがお昼をはさんで自由に過ごした後、この町で作陶をしているジョン&ジュディーのジェルフスご夫妻を訪問する。ご主人のジョンさんは、イギリスとアジアの融合を思わせる実用的な器を作っていて、その作品は、シンプルでありながらジョンさんの個性がところどころに表れている。 一方、奥様のジュディーさんは、ジョンさんとは異なり、人物をモチーフにしたオブジェを制作している。もともとはファインアートを専攻していたが、ジョンさんとの結婚を機に陶芸を始めたという。 今回の旅の中では、初めてリーチとは直接のつながりのない陶芸家の訪問だったが、参加者のみなさんは、ご夫妻の作品そして人柄に惚れ込み、ショールームで展示販売されている作品は大人気だった。これまで日本にあまり馴染みのなかったイギリスの陶芸家が、こうして受け入れられるのは嬉しいもので、イギリスの現代陶芸が日本で広まっていく素地があることを強く実感する。 後ろ髪を引かれる思いでジェルフスご夫妻の工房をあとにし、暗くならないうちに、バートン・オン・ザ・ウォーターの隣村、アッパー・スローターへ移動する。今晩の宿は、この村のマナーハウス「ローズ・オブ・ザ・マナー」。かつての貴族の館が、今は宿とレストランとして使われている。さすがに部屋は広々としており、広大な敷地も相まって、ゆったりと過ごせそうだ。 バーで一杯の後、レストランでは、今回の旅行の参加者全員が揃う「最後の晩餐」。おいしいフランス料理に会話も弾み、コッツウォルズでの夜は楽しく更けていった。 10月30日(木) 昨晩遅くに降り始めた雨も朝までにやみ、マナーハウスの庭の緑はとても美しい。庭園を散策したり、それぞれにゆっくりとした朝を過ごした後、ロンドンに向けて出発。 今回の旅では、初日、空港に着いてから直接、西部イングランド方面に向かったので、ロンドンの街は今日が最初だ。西部イングランド~コッツウォルズを旅してきた私たちにとって、建物の密集した都会に近づくにつれ、まったくの別世界に入っていく感覚に襲われ、旅の終わりが近いことを感じさせる。 12時、ロンドンに到着。午後は各自、ロンドンの街を自由に散策する。 10月31日(金) ロンドンのホテルは、サウス・ケンジントン地区。北に少し歩くとケンジントン・ガーデンとハイドパークがあり、さらにその北側のアルビオン・ミューズという小路には、ルーシー・リーが、亡くなる1995年まで住んでいた住居兼工房が、今も変わらない外観のまま残っている。 そのルーシー・リー邸を訪ねようと、朝7時、一部の参加者でホテルを出発する。早朝のケンジントン・ガーデン、そして、東隣のハイドパークは朝靄がかかり、芝が朝露に濡れて輝いている。 途中、騎馬隊とすれ違ったりしながら、歩くこと約1時間。ハイドバークのすぐ北側、アルビオン・ミューズにあるルーシー・リーの旧居に無事たどりついた。ツタの蔽い茂った2階建ての建物は、今は別の住人のものとなっているが、窓の中には、ルーシー・リーがロクロをひいている姿が、今にも見えてくるようだ。 9時、ヒースロー空港に向けてホテルを出発。約1週間の旅も、いよいよ終わりが近づいてきた。チェックインを済ませ、空港内で思い思いに過ごした後、13時、ヒースロー空港を離陸。1週間の旅の思い出を胸に、イギリスを後にする。 今回の旅は、10名の素晴らしい方々とご一緒させていただき、とても楽しい充実したものとなりました。「ぜひ第2回を!」という声もいただいており、近い将来、再びイギリス陶芸の旅を実現させたいと思っています。 (完)
by st-ives
| 2009-05-23 20:59
| イギリスの旅
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